旅の話や本を読んで、エアメール用に切手を貼ったのに、一ヶ月後に着いた/届かなかったというのを聞いて、あー…とため息が出たので書きますね。
ホテルに切手があるのは、売って儲けられるわけではないサービスです。なので、置いていないところもあります。
で。
はがきを出す。これは彼らの業務では無いんですよ。ちょっとポストに入れてくれたらいいだけじゃないかと思うかもしれませんが、ちょっとしたことでも「それは私の仕事じゃない」と言う彼らにとっては、「頼まれたけど、すぐに出すとは言ってない」って感覚。悪気はないんですよ、あくまでも。
で、読んだ本の中に、一ヶ月後に着いたので船便じゃないの?と書いていましたが、はがきに、「自分で」エアメールと書かなければいくらの切手を貼っても、エアメールにはなりません。自分でポストに入れても同じ。日本で速達料金分の切手を貼っても速達の判か速達とわかる記載が無ければ普通郵便で届くのと同じです。郵便局員以外の誰も、誰かの郵便物に書き加えることは無いのが誠実な対応です。(いや、ちゃんと本人が書いていたと思うんですけどね…)
これをふまえて。
エアメールって書いたし、切手も貼った。よし、フロントに頼もう。
…ちょっと待ったー。
どうしようもなければそれでもいいです。でも、上記の理由から、ひと月後か、最悪は出されず届かないこともあると覚悟してください。
深夜に着いて早朝に発つ、そんな旅もあるでしょう。でも、そうでないなら、ポストに自分で投函してください。
私達、いろんな国から最終日に絵葉書を出していますが、2〜3日で届いています。
ハガキだけ渡すからじゃない?チップと一緒に渡せば…と思った方もいらっしゃるかな?
…実はほぼ同じ結果です。
そして、最悪なのは、「切手は俺が貼っておいてやるから、ハガキ渡して?エアメール○通で○ルピー(あ、伏せ字の意味がなくなった!)だよー。出しておいてやるよー」というもの。
貧しい国だと、その切手代でご飯が食べられますからね… そして、ホテルといえども、国によっては「お使い」がいるところもあります。彼らはチップで生きています。
働かないでお金を得るなんて…と思われるかもしれませんが、お金を渡されたからもらったという、摩訶不思議な返事がまかり通るところもある…。
そんなわけで、自分でやるのがベストです。
そして、外国宛だから止まった?と思う方もいらっしゃる? それが、違って。イタリアでは、国内の都市から都市へ出したはがきが48日(だったと思います。詳しい数字は忘れました)かかって着いたのがニュースになったことがあります。
これ、二重の意味があって、「うちの郵便事情、だめだな」と「そんなにかかっても届いたんだね!」というのとがイタリアでの評価(笑)。私は聞いたときに「歩いて運んでもそんなにかからないだろう!」と思いました…
イタリアの郵便といえば
イタリアではハガキや封書の切手は郵便局で買えません。タバッキという、町のなんでも屋さん(コーヒーも軽食も出すコンビニと思うと近いかも)で売っています。空港ならお土産屋さんにも置いているので両替にもいいですね。
旅にまつわる日本の郵便の話も
2〜3日ならともかく、長い旅のときは、前もって手続き(紙1枚書くだけ)して、郵便を止めることが出来ます。ただし、その世帯全ての郵便が止まるので注意しましょ。前の日でも止められますが、翌日に「了承したよー」という封書だけは配達されるので、出来れば余裕を持って止めましょう。
まんが担当 ぽぽ
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